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金曜の昼休みのMTGで戯言として喋ったのですが、ここでも書いてみます。
経済学部以外の方も中学や高校で習っているので常識に近いとは思いますが、イギリス経済学者で国富論や道徳感情論などの著者でもあります。 ちなみにオックスフォード大学卒。その後グラスゴー大学にて論理学と道徳哲学の講師を担当していたマルチなお方。 以前トリビアの泉でも紹介されましたが、個性も強かったそうで。 国富論についてピックアップします。 彼によって1776年に国富論が刊行されましたが、その内容はタイトル通り“どうやって国を豊かにするか”ということ。 その300年ほど前の間に西欧諸国でとられていた重商主義が根幹となってます。 まず重商主義について。 現代では「富」を“どれだけ(多くの・質の良い)サービスを受けられるか”という見方になっていますが、当時は「富」を金や銀という物質的なものとして見ていたわけです。 イギリスに「富」を・・・しかし、イギリスには金山や銀山が・・・ToT。 さて、どうする? 貿易相手国から巻き上げるという方法があります。巻き上げると言っても貿易差額(今の貿易収支)で集めました。また、木のように根っこから富を吸い上げるような形にしようということになりました。どこから吸い上げるかというと植民地ですね。 この仕組みを近隣窮乏化と言います。嫌な響きだ笑” ゼロサムゲームのようなものでしょうか。自国が利益や得をするには他国(相手国)の損に繋がるという考え。 全体を通して見ると強欲な考えですよね。でも当時はそうでもしないと生き残れない世の中でした。 フェアトレードの観点からすれば・・・搾取のマニュアルですか。 多国間で国富論の考えがエスカレートすると骨肉の争いになりそう^^; アダムスミスの国富論(諸国民の富)はこの考えと正反対で、国家に干渉を受けない・世界協調による生き残りを提唱しました。 富=金銀貨幣でなく、富=財としたスミスはまさに革命的な思想を持った人でした。 誰もが教育の場にて何度か耳にするものですし、考えるきっかけになったらいいかな。 「じゅんじゅん」って呼ばれてる人 PR |
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