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 ときどきこう思う。フェアトレードを普及させようとする立場のひとりとして、こんなことを言うのはよくないが、「フェアトレードが広まると、高い商品を買うことになる。自分にとって都合が悪いな。」と。


 学校の授業を受けたあと、電車に乗り自宅近くの駅で降りる。そのあと、駅近くの図書館に行き、雑誌を読んだり、課題をこなしたり、勉強したりする。閉館時刻の午後7時まで。


 午後7時になると、図書館を出て、どこか近くのコーヒー店に行く。そこでも、読書をしたり、その日の授業を思い出したりする。コーヒーを飲みながらのこの時間は、とても好きな時間である。そんなとき、「フェアトレードが普及して、コーヒーが高くなってしまったら不都合だな。」と、ふと思う。


 世界がもし100人の村だったら、水を安全に飲むことができる人は何人だろう。記憶では、たしか1人だった。


 何年か前に見たテレビの特集番組で、こんなのがあった。ミネラルウォーターのボルヴィックは、安全な水を飲むことができない人が安全な水を飲むことができるようにするために、売上金の一部を、井戸を掘るための資金とする活動を、期間を設けて行うことがある。


 活動を行っている、現地の井戸掘りをしている現場を、サッカーの中田 英寿氏とボルヴィックの責任者が訪問するのである。この場面が、たまたま電源が入っていたテレビの画面に映っていた。


 太陽の明るさだけがよく目立つ、アフリカの地方の村まで、動きやすい服装で、彼らは軽トラックに乗って移動した。その村では、あと少しで井戸が完成するところだった。村の人たちはみな、大人も子供も、井戸が完成するのが待ちきれないようだ。


 掘られたばかりの井戸からは、最初は茶色く濁った水しか出てこない。そこで中田氏が、10歳くらいの少年に、500mlのペットボトルに入ったミネラルウォーターを手渡した。それを受け取った少年は、「水って透明なんだね。今日はじめて知ったよ。」と言うのである。


 水だけが問題でない。世界の人口、つまり地球に住む人の数の増え方には「スピード」という言葉がよく似合う。地球に住む人間は、1秒で3人も増えているのだ。


 ヨーロッパ、日本のような、恵まれている先進国の住人は少なくなっていき、恵まれない途上国の住人は多くなっていく。


 日本に住む自分は、恵まれているのである。だから、活動しなければならないのである。そんな世界の真実とまじめに向き合うこと。途上国の人のためであり、地球の未来のためである。そして自分のためでもあると思う、フェアトレードを広めることが必要だ。


 「高くなったら困る」とか、そんな自己中心的な考え方を捨てるように、努力しようと思った。そんな考え方は、未来の地球に住む1人として、格好悪いと思えるようでなければ。


 活動することと活動しないこと。知ろうとすることと、知ろうとしないこと。きっとまだ、今の自分はその真ん中にいるのだろう。大切なのは、積極的であること。信じ続けながら、活動して、知ろうとすること。真ん中にステイし続けているのでは、だめなのである。


 そんなような、自分にでもできることが、途上国、地球、自分の未来のためなのである。最近そう考えるようになった。

                                                      戸田洋輔
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